本体のディティールと作例からX-E4の購入を検討する。
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どうも、フジユーザーのかげです。
先日富士フイルムから、コンパクトでありながら高解像度(APS-C)を実現しているX-E3の後継機であるX-E4が販売開始となった。数多くのメディアやYouTuberも取り上げている大注目のコンパクトカメラだ。
注目の理由として、
・最軽量で最小クラスのX-E3からさらにコンパクトになった
・ミニマルなデザインに大幅変更された
・人気のクラシックネガ等のフィルムシミュレーションが使える
・チルト液晶搭載など動画性能も各所アップデート
・本体が安い(¥98,010 )
上記以外にも騒ぐ理由はいくつもあるが、僕が注目していた点はこんな感じ。YouTube最盛期の今、気軽に持ち出せてクオリティの高い写真や動画が楽しめる1台であることには間違いなさそう。
今回は富士フイルムさんから貸出機をお借りしてきた。本体のディティールと作例を交え、本当に買いであるのか、それとも見送りなのか検証していく。
東京か大阪ならFUJIFILM Imaging Plazaで借りることができる
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僕は東京住まいなので地の利を活かしてとある場所でX-E4を無料でレンタルしてきた。FUJIFILM Imaging Plazaと呼ばれる富士フイルムの聖地が東京と大阪にはあって、こちらでカメラとレンズの貸し出しを行なっている。
本来、当日先着順の貸し出しで狙ったカメラが借りられない事もしばしば。しかし、コロナ禍で入店も予約制となりカメラも事前予約が可能となった。不幸中の幸いではあるが、希望のカメラを借りやすい状況である。
X-E4も販売当日からレンタル貸し出ししており、僕は2日前に予約しておいた。貸出機は数台あるらしい。最新機なので当日の貸し出しのみではあったが、レンズは2つまで借りられることができた。
また、入店から貸出までに20分程度と、短時間で貸し出して頂け非常にスムーズ!
本体のディティール
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本体のディティールを見ていこう。今回、貸し出していただいたのはシルバー。持ち手のブラック部分とツートンになるのでより各所の材質が際立つ。
グリップ部分はプラスチック独特の軽さや光の反射が感じられた。X-E4と印字されているシルバーの金属部はリーズナブルなカメラとは思えない。X -Proシリーズのそれと同じ高級感。
持ち手はフラットになり、機能よりも見た目に振っている。どこか懐かしいフィルムカメラのようでありM型ライカのような雰囲気も感じられる。確かに少し持ちづらくなるが、見た目が良い方が僕は好き。
どうしてもグリップを強めたい方はオプションパーツでハンドグリップをつければ良い。
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軍艦部は富士フイルムらしさが光る。軍幹部に惚れて購入する方もいるらしい。X-E3からボタンが1つ増えて自分好みの設定を振り分けることがしやすくなった。
また、Pモードがダイヤルに追加され、より気軽に撮影することを念頭に置いていることがわかる。
クラシカルなデザインは最高ではあるけど、ホットシューカバーが無くむき出しなのは気になる。α6400など競合はカバーが付いている。
Pモード(プログラムオートモード)
・絞り、シャッタースピード、ISOをオートで設定してくれる
・露出はマニュアルになっており明るさは自分好みにできる
・撮りたいシャッターチャンスを逃しにくい
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背面はボタンが減った。前面のグリップが取れフラットデザインになった為、親指でしっかりホールドする必要があり邪魔なボタンが取れたのか。
あれこれ自分仕様にカスタムしたい方は物足らないボタン数かも。個人的にはカスタマイズは最小限にしたい派なので問題はない。
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左上のボタンを操作するとき左手で操作するはずだがアイセンサーにかかってしまう。配置に問題を感じた。
アイセンサーにかかってしまうボタンは削除ボタンで、写真を消す際に使う。写真を確認する作業を減らし撮影に集中するべきなのかも。
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端子カバーはバネで開く。閉める時もぱちっと閉まるので気持ちが良い。僕が使っているEOS Rはゴムパッキンなので開閉が煩わしい。端子カバーは全カメラバネで開けば良いと思う。
端子はUSB Type-CなのでMacBookと同じ。バッテリーチャージャーがなくても充電しやすい。もちろんHDMIマイクロ端子(Type D)も付いており外部マイクも接続しやすい。
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コンパクトカメラにありがちな、バッテリーと同じ場所にSDカードスロットが1つ。設計上、別でSDカードスロットを設けることができないのだろう。三脚に固定するとSDカードが取り出せないのが地味に不便。
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バッテリー容量1,600mAh。要領としては小さい。容量以上にカメラの性能で消費スピードは左右されるけど、2つ持って置くのが無難ではある。格安の互換タイプがおすすめ!
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富士フイルムといえばシャッター音。X-E4も最高のシャッター音。X -Proシリーズとよく似た音色で小気味よく、写真撮影が楽しい。X -Proシリーズよりも若干だが少し高音で音がはっきりしている。
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チルトのディスプレイは引き出しやすい。ローアングルで撮影する時も活躍間違いなし。引き出し方によってはアイセンサーに反応するので注意。
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YouTuberが最もカメラで必要とする自撮り機能が搭載された。チルトによってはディスプレイの下側が本体で少し隠れてしまうものもあるが、X-E4のディスプレイは全体がチルトする。
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前面を見ていて気になる点が。X-E4の刻印がでかでかとあってすごく目立つ。ミニマルな印象へと進化したのにもったいない。ブラックのボディも、そちらはそちらで白文字刻印なので目立つ。
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刻印を気にし出すと軍艦部分の刻印も気になってきた。もっと薄くか小さくすればもっと若者ウケしそう。
α6300とのサイズ比較。結論ほとんど一緒。
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X -E4の競合として挙げられるのはSONYのα6400だろう。あいにく僕が所有しているのはα6300だが外観は同じなので比較には問題なし。
正面から見るとどうでしょう。若干α6300の方がコンパクトに見える。ブラックなので引き締め効果はあるにせよX -E4の方が小さいとはいえない。
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グリップとファインダーが出っ張っている分α6300の方が大きく感じる。そういえば、ファインダーの出っ張りがカバンに入れたり出したりするときによく引っかかった。
その点、X-E4は引っ掛かりが少ないので持ち運びに適している。こうような細かい点が使う頻度に影響したりする。
長さは若干X-E4の方が長いかな。誤差の範囲。
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背面の液晶はどちらも同じぐらい。サイズもほぼ同等。ファインダーが出っ張っていない分X-E4の方がスリム。
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α6300はレンズキットのズームレンズ、X -E4は27mmのパンケーキレンズ(旧型)。パンケーキレンズは新型が発売されるがサイズは同じ。
本当にどちらも似たり寄ったりなサイズ感。
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片手での操作ではα6300に軍配が上がる。グリップで滑ることなくホールドできるので片手撮影にはもってこい。とはいえ軍幹部のダイヤルは操作が難しいけど。
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X -E4は両手操作が基本系。左手は添えるだけ。オプションパーツのグリップをつけると片手撮影もできそうだが、見た目の美しさを無くすのはなんか違うと思う。
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このサイズ比較で分かるのは、α6400から乗り換えてもサイズ的には幸せにななれない。
撮影に関して
ディスプレイとフォーカスレバー
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ディスプレイはタッチ操作ができる。チルトを出してローアングルで撮影するときなどはタッチ操作撮影は使えそう。
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フォーカスレバーの操作も良好で使いにくさは感じない。タッチ操作との区別が付けづらいが、使お倒して自分なりの操作を作りたい。
レンズの大きさ
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X100Vがから乗り換えを検討している方もかなり多いと思う。こちらのカメラ、レンズ交換式といえど使いたいレンズは正直少ないかも。
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ボディのコンパクトさを活かすにはやはりこちらのレンズを推したい。普段はこのレンズ1つで運用するべきかなと思う。毎日バックに入れても邪魔にならないパンケーキレンズのセット。
これ以上に大きくても許容できるのであれば正直、X -S10とかの方が良いんじゃない?と思う。
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広角レンズをお借りしたので装着してみたがボディとのバランスが悪い。首から吊り下げるとボディが垂れる。大きいレンズには大きいボディだなと感じた。
普段使いはパンケーキレンズ一択。旅行などの気合を入れて写真を撮るときなどには、大きなレンズをバックに忍ばせる使い方が良い。
![かげ](https://kagelog.com/wp-content/uploads/2021/03/TOP-PHOTO-300x200.jpg)
コンパクトなカメラが流行っている今、レンズももっとコンパクトに進化が進めばと切に思う。
起動の速さ
起動の速さはかなり早いと感じた。電源をONしてすぐに撮影に移行できるのでシャッターチャンスを逃さない。
α6300も遅くはないが、X -E4の速さからすると遅い。持ち歩き用カメラ=使用頻度も高くなるカメラなので、起動が早いのは使い勝手が良い。
フィルムシミュレーション
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フィルムシミュレーションというかクラシックネガ。ハイライトとシャドウをはっきりさせ階調をしっかり表現している。色のノリが特徴的で、濃い色を写すとフィルムの色彩と似た表現を作ってくれる。
富士フイルムの最高傑作クラシックネガが使えるX-E4。これだけでもX-E3やX100V、α6400から乗り換える価値はある。
![かげ](https://kagelog.com/wp-content/uploads/2021/03/TOP-PHOTO-300x200.jpg)
作例は別の記事にまとめるのでぜひご覧あれ。