【手ぶら外出】鍵から解放される、魔法のようなガジェット|Sesame 3
あー、楽になった。かげです!
皆さんは鍵を持って家を出ているだろうか。ガジェット感度の高い方達は、鍵なんてもう持って出かけていない。スマートロックと呼ばれるガジェットをドアにセットし、スマホだけで鍵の開閉を実現している。
スマホ解錠を可能にしたスマートロックなのだが、ラインナップも豊富で価格も幅があった。そんな中、機能も必要十分で価格もリーズナブルなスマートロックの決定版が発売された。その名は「Sesame 3」。
発売当初は人気爆発で購入が難しかった。今はだいぶ落ち着いており購入も可能なので、これを機に”手ぶら外出”を実現してほしい。
機能としては至極単純で、鍵のサムターンを回してくれるだけ。販売元のCANDY HOUSEによると世界中の鍵に対応していると謳っていて、どんな形のサムターンでも取り付けできるそう。
付属の高さを調節する土台で、取り付け時の高さの調節も可能。形状の変わった玄関扉でも問題はない。
同梱物の機能やディティール
アメリカ企業らしい外箱といったところで、言い方が悪いが”安っぽい”感じ。価格を最大限まで落とすためならば外箱は拘らなくても良いと私も思う。
同梱物はそこまで多くない。よくありがちな、大多数は使わないけど、使う方もいるかも知れないので入れておきました。みたいな余計なお世話を感じないところもいい。とはいえ、ユーザーによってはこの内容物だけでは不足する方もいる。必要なものはパーツごとに追加で購入可能だ。
Sesame 3本体とWi-Fiモジュール
スマートロックの価格破壊とも言える低価格をSesame 3は実現しているが、本体のディティールは高い。艶消しマッドな質感で表面はざらざらとしている。まさしく、お値段以上のクオリティ。
カラーはこちらのブラックのみ。Sesame miniであればシルバーやホワイトも展開があるが、せっかくなら最新のSesame 3を購入すべき。
毎日目に入る玄関なのでデザインが良いことは実は最低条件だったりする。企業のロゴや華美な装飾もなく、至極シンプルなデザインがかなりツボだ。
サムターン部分もタッチがスムーズで、これなら手動で操作も快適だろう。つまみ部分も大きく扱いやすい。
本体上部のカバーをスライドすると、乾電池が2本入っている。コンビニに売っていなさそうな特殊な乾電池だ。家電量販店で購入かな。
アプリ上で電池残量を確認ができる。急な電池切れで家に入れない。なんて心配もご無用。電池も500日は持つらしく、手間がほとんどかからない。
本体と高さ調節の土台を合わせて166g。iPhone12 miniは158g(カバー付き)。かなり軽量であることが分かる。垂直の壁に両面テープで固定して使うので軽量である方が良い。
▶︎iPhone12 miniとiPhone7を比較してみた。
▶︎iPhone12のコンパクトさそのままに。Air Jacketは薄型だが衝撃に強いケース
Sesame 3単体ではBluetooth接続での操作しかできない。こちらのWi-Fiモジュールを別途購入することでWi-Fi接続を可能にし外出先からでも操作が可能となる。
Apple Watch上での解錠も可能。これだけでもApple Watchを購入する意味ありそう。
Wi-FiモジュールはUSB端子になっている。コネクターは入っていない為別途用意する必要がある。私の場合は、iPhoneを購入した際に同梱されていたものが余っていたのでそちらを使うことに。
Wi-Fiモジュールはホワイト1色しかない。本体がブラックなので合わせて欲しかった気もするが今後に期待。
本体とWi-Fiモジュール合わせても1万円を切る。高いものであれば3万円近くするものもあるのでその価格はマジで破格。それでいて使い勝手や周辺機能も優れている。これはもう、財布やスマホと並ぶ必須アイテムだと思った。
本体:6,380円(税込)
Wi-Fiモジュール:2,178円(税込)
細々した同梱物
同梱物に工具が入っている。こちらは本体の高さ調整などで使用する。工具を準備する必要がないのでありがたいし、するに作業に取り掛かれる点もグッド。
なんと工具の先端には磁気があるので、小さなボルトでも安定して作業ができる。日本企業のようなユーザビリティを感じた。作業をしてみて感じたが、あまりにもボルトが小さいのでこの磁気がないと作業が進まなかった。
本体の高さだけでは、玄関によっては取り付けが難しい場合がある。その場合は、付属の土台を使用する。土台は金属製で耐久性がある。いくつものネジ穴が開いており、細かい高さ設定が可能。
玄関扉と接着する際に使う3Mの両面テープ。取り外し外しが可能なタイプ。取り付けを失敗した際の2枚目も入っている親切っぷり。1枚で取り付けがうまくいけば、引っ越ししても2枚目でとりつけできる(笑)
取扱説明書はイラスト中心で、説明書を見るのが苦手な方でも作業しやすい。かなり直感的に作業できた。
NFCタグと呼ばれるもの。iOS限定なのだが、アプリの起動なしでiPhoneをかざすだけで鍵の解錠ができる。背面がテープになっており、玄関先などに貼って使用する。
個別で設定が必要で少々手間がかかるが、アプリの操作が不要になる優れもの。もちろん、登録をしていない他人は使えないし、紛失したとしても設定の削除ができるので防犯面も問題はない。
取り付けについて
まず初めに本体を取り付けたい鍵に合うか調整していく。サムターンの幅や高さが玄関によってさまざま。取り付け後の場所をイメージしながら調整を行う。
横向きにつけるか縦向きにつけるかで悩んだ。Sesame 3のサムターンが、横向の方がスムーズに動いたので横向きに取り付ける事に。
サムターンの幅や取り付けるための高さを確認後、Sesame 3本体の調整を行う。付属の工具でボルトを外したり付けたり。一番細かい作業である。
玄関扉のサムターンの高さに合わせて、サムターンと接触する部品も高さ調整が可能。私の玄関扉はサムターンの高さがあたので、部品も伸ばして調整した。
玄関扉の鍵部分が出っ張っているタイプだったので、付属の土台で高さを出した。付属の土台でも合わない場合は、CANDY HOUSEに問い合わせると個別で土台も作成してくれる。
サムターン部分の高さ・幅の調整と、玄関鍵の高さに合わせて土台での高さ調整が完了。ここまで20分の作業。
割と手間取った。性格的に妥協ができず何度か調整を繰り返したから。作業自体は単純だった。
接着部分に3Mの両面テープを貼り付けた。土台のデザインと合わせて両面テープもカットされており妥協を感じない。
3Mの両面テープは取り外し可能タイプで、取り外す際の持ち手がはみ出てしまう。付属の黒いテープで隠すことができる。細かい配慮を感じた。
あとは、アプリ上で動作確認をすれば取り付け作業完了。Sesame 3の動きが悪い場合は、取り外して再度調整が必要。私の場合はスムーズに動作してくれた。
動きも機敏で安定感がある。アプリ上で操作とほぼ一緒に動作してくれる。遅延もそこまでないのでストレスは感じない。
Sesame 3でできること
本体の機能はドアの解錠だけなのだが、スマホ操作によるベネフィットは多い。周辺機能の中でも、特に使えそうな機能をご紹介。
様々な解錠方法
先ほど触れたアプリやApple Watchでの解錠や、スマホのタップ(iOSのみ)、家に近づいたら自動で解錠などが可能。IFTTT(イフト)と呼ばれるWEB上でのマイルール設定でさらに可能性は広そう。
鍵の遠隔操作
外出先からも鍵の開閉が可能なので大型荷物を玄関先に置いてもらったり、急に親が来て家に入っておいてもらうなどできる。一見セキュリティも心配な使い方だが、うまく使えれば便利になることは容易に想像できる。
鍵の共有
個人的には一番使える周辺機能だと思う。アプリ内で鍵のシェアが可能なので、合鍵として家族で共有することも可能。ゲストが家に来る際、アプリで期間や時間を制限して合鍵として使ってもらうなどもできる。
履歴の確認
アプリでドアの開閉履歴が確認できたり、開閉ごとにメッセージをSNSに送信するなどが可能。子供が学校から家に帰ったかどうかの確認などに使えそう。
スマートロックの決定版。間違いなく現状のベスト
スマートロックSesame 3の紹介をした。多数のメーカーから出ているスマートロックの中でも比較的安価で、それでいて必要な機能を備えている。現状販売されているスマートロックの中で頭ひとつ抜けている。
鍵を忘れてリビングに戻ることも、両手が塞がって玄関先でまごまごすることもなくなるスマートロック。
▶︎”質感そのままに”iPhone12 miniの画面を保護する。| Simplism 高透明ゴリラガラス
▶︎iPhoneケースに貼り付けるカード収納
▶︎「Nature Remo mini」の不満点(デメリット)
今まで価格や機能面で購入を躊躇していた方は是非この機会に導入されてはどうだろう。